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【透析監視装置（HDF監視装置）】

 

  • HDFとは血液透析濾過を意味します。

  • 実習室にある透析監視装置のほとんどがHD（血液透析）である中、唯一のHDF（血液透析濾過）です。

  • HDFの特徴は、限外濾過量が多いことです。

  • HDが物質除去に拡散、水分除去に限外濾過を用いているのに対し、HDFは物質除去に拡散と限外濾過、水分除去に限外濾過を用いています。

  • 濾過を大量に行うことで大分子量物質の除去効率が増加します。

  • HDFにはオフラインHDFとオンラインHDFがあります。

  • オフラインHDFは、滅菌補充液を血液に注入し、それに相当する濾液をポンプを用いて除去する方法です。

  • オンラインHDFは、透析液の一部を分岐し血液側へ注入し、それと同量の濾液をダイアライザを介して得る方法です。

​【透析監視装置の構成】

  • 透析液供給装置から透析液が送られてくると、洗浄し適切な温度となるように加温され、脱気により透析液からの気泡の発生を防ぎます。

  • 透析液制御では、ダイアライザへ透析液を灌流させ、限外濾過を行います。

  • ​血液側制御では、血液を回路に灌流させ、血液ポンプで血液を灌流し、シリンジポンプで回路に抗凝固薬を注入して体外循環を維持します。

  • ​補液制御では、濾過型治療において補助液を回路に注入します。

  • 透析液側監視項目として、圧力、流量、濃度、温度、血液側監視項目として、圧力、流量、気泡、漏血があげられます。

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