【輸液ポンプ（フィンガポンプ）】

 

• 輸液ポンプの目的は、単位時間当たりの設定流量を正確に注入し、安定した輸液量を維持することです。

• フィンガポンプは、内部構造の波状運動によりチューブがしごかれることで送液されます。

• フィンガポンプには流量制御型と滴下制御型があります。

• ポンプのモータの回転数を変えて流量を制御するものを流量制御型、点滴筒に滴下センサを装着し流量を制御するものを滴下制御型といいます。

• 写真のフィンガポンプは流量制御型です。

• 薬液性状の影響を受けないので流量精度が高いです。

• 長時間の使用で輸液チューブの復元力が低下し流量誤差が大きくなってしまいます。

• フリーフロー（制御のない、落差による大量で急速な輸液）防止のため、輸液終了後に輸液セットを外すときは必ずクレンメを閉じる必要があります。